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ロシェとパリ風のスイーツ
ランチに招待したゲストに、集まりの後も思い出してもらえる「本物の体験」を提供してみませんか?きっと、にぎやかなパリの大通りで楽しむ美食にもひけをとらない、印象的な時間になるはずです。
飾り付けや音楽から盛りつけに使う食器にいたるまで、思い出に残るパーティーを演出するポイントは、趣向とサプライズです。わたしたちを一瞬にして、日常生活から楽しい非日常のひとときにいざなってくれるのは、このような仕掛けによる驚きなのです。こう聞くと、特別な瞬間を作り出すのは難しいと思われるかもしれませんが、大丈夫、その印象よりはずっと簡単です。そういった美食のインスピレーションを、まさに光の都であるパリに求めてみてはいかがでしょう。たとえば、パリでここ数年の間に人気が高まってきたメニューの「カフェグルマン」を召し上がったことはありますか? カフェグルマンはランチ後のデザートで、エスプレッソに、少なくとも3つのミニャルディーズ(小さなお菓子。プチフールやミニデザートとも呼ばれる)を添えたものです。パリの人たちは、ブラッスリーやカフェ、レストランでこれを注文するのが一般的です。
カフェグルマンは、あらゆるデザートメニューをミニチュア版で楽しむようなものです。ですから、罪悪感なしに色々なスイーツを試すことができます。カフェグルマンの注文で特に楽しいのは、何が出されるのかまったく分からないという点です。マカロンかもしれないし、タルトやソルベかもしれません。何が出てきてもおかしくないのです。何が来るかは(事前にこっそり聞き出さない限り)分からないので、期待がふくらみ、興味がそそられます。ついに目の前に現れたときは、「サプライズ!」というわけです。これをご自分のパーティーで提供するときに楽しいのは、目の前にお皿を出したときのゲストの様子を見ることでしょう。みなの視線は、運ばれてくるプレートの中身に釘付けです。一瞬静かになったあと、口を開いてあなたに質問を浴びせたり、喜びの声を上げたりするでしょう。作るのはきわめて簡単ですが、カフェグルマンはとてもクリエイティブで洗練された印象を与えます。丁寧に盛り付けられたミニャルディーズは、互いを補い合い、引き立て合います。
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